最新 追記

ぼそっとつぶやき


2019-12-15 ふたたび、ようこそ伊勢谷 二郎ウェブへ

_ ようこそ伊勢谷 二郎ウェブへ

随分ながくウェブ関連お休みしていましたが、復活できそうな感じがしています。

note.com の方でも、ちょっとだけ書いてみています。

https://note.com/jiroi


2019-12-18 1次2次プロセスと意識、無意識、コントロール

_ 昔、transpop トランスポップというウェブを更新していたのですが、よく検索されていたページを復活してみます。

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1次2次プロセスと意識、無意識、コントロール

1次プロセス=意識=コントロールできる感覚

2次プロセス=無意識=コントロールできない感覚

という理解は基本的に問題無いと思いますが、 本を参照して少しだけ突っ込んで考えて見ました。

アーノルド・ミンデルの日本語訳の済んでいる著書を中心に調べてみ ました。

「プロセス指向心理学」 P36-37では優しさや礼儀正しさに関して、無意識で1次プロセスの例があります ので「一次プロセス=意識」というパターンが修正されていると 思います。

「これは一次プロセスであるが、自分のコントロールのきかない 場所で起こるものであるから無意識ということになる。」

(蛇足ですがP48には専門家以外の人の 「意識」という用語にも触れています。)

「ドリームボディー・ワーク」 P27 では、ほぼ「一次プロセス=意識」、 「2次プロセス=無意識=コントロールできない」と読めそうです。

「一次プロセスは、より意識に近く、内容をふくみ、 私たちの話題にのぼるものである。二次プロセスは、身体症状 のようなあらゆる無意識の現象であり、 人がぼんやりとしてしか気づいておらず、ほとんど関係がないため、 コントロールできないものである。」

「自分さがしの瞑想」 ここでは「1次プロセス=意識」ではなく 「1次プロセス=コントロールできる」という構図も 合いませんが、「2次プロセス=無意識」の方は 問題なさそうです。

P46 「意識は、気づいたりコントロールしたりすることが できますが、一次プロセスはふつう、それがむずかしいからです。」

P45 「これを『二次プロセス』と呼びましょう。これは ふつう、あなたがしていることとか、 しようとしていることとは逆のもの、つまり、『これが自分だ』 と思っている自分に一致しないものなのです。 それは、無意識であり、自分だと思っているものとは逆のものですから、 からだの症状や人間関係のトラブルの源になるのです。」

考察

上記3冊はそれぞれ1985、1986、1990に原書が 出版されており、ミンデル氏の考え方が変遷した とも考えられます。

結論

1次プロセスと意識に関しては、意識的に行なう という表現と「気が付いている」「知っている」 という意味では、=でつないでも良いのでは ないでしょうか。

1次プロセスのコントロールに関しては 簡単なものもあれば、難しいものも あるので、これは独立したことがらと 考えたいと思います。

2次プロセスと無意識に関しても 「無意識的」とか「気が付かずに」 「知らないうちに」という表現は 近いと思います。

2次プロセスは基本的にコントロールが 難しいと思います。やっぱりコントロールが できたら、かなり1次プロセスに近いものだと 思います。

したがって以下のような5つ位の 領域に分けて見てはどうかと思います。

1.意識的でなおかつコントロールできる1次プロセス

2.意識的だがコントロールが難しい1次プロセス

3.無意識的でコントロールができない1次プロセス

4.意識にのぼってきているが無意識的でコントロールのできない2次プロセス

5.無意識でコントロールのできない2次プロセス

3番目が一番理解が難しそうですが、 とりあえず整理しました。

1998年8月17日作成

2006年11月11日更新 アクセスが思ったよりあるので、「」や、句点 ”、”を足して、より読みやすくしました。

2019年12月18日 改行など増やして読みやすくしました。